sora fuku kaze

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鴨川ホルモー|万城目学

映画は観たことあったんですが、小説は初めて読みました。

万城目学さんの小説は、いくつか映像化されていますが、小説・映像の両方に触れたのはこれが初めてかもしれません。というか、小説だけ触れているのは『鹿男あをによし』だけで、他の『プリンセス・トヨトミ』『偉大なる、しゅららぼん』など、映画は結構見ている印象ですね。

この『鴨川ホルモー』は、映画を観ていたこともあって、世界観はすんなりと受け入れてしまいましたが・・・まぁ、ファンタジーですよね。陰陽師の世界というか、オニを操る競技(ホルモー)に参加する大学生を描いた小説になのですが、ホルモーという不思議な設定のことはさておき、一つの青春小説として面白く読んでしまった自分がいます。やはり、映像を先に観てしまったから、想像を掻き立てられなかったのだろうか・・・。何も知らずに読み始めたら、きっとついていくのに必死だったのではないかと。

余談ですが、ホルモーに参加する四大学は、青龍・朱雀・白虎・玄武というチーム名なのですが、自分の通っていた高校は、体育祭のいわゆる紅組・白組みたいなのが、この青龍・朱雀・白虎・玄武でした。一応、赤、青みたいな呼ばれ方はしていて、玄武は黄色。とは言え、玄武の応援団は黒も纏っていて、黄色なのになぜ?と当時は思っていたのですが、本来黒だったのですね。誰が考えたのか確認したこともないですが、4チームということでこうなったのでしょうか。面白いことを考えるものだなぁと、改めて思ったのでした。