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長いお別れ|映画

8月17日、蒼井優ちゃんの誕生日に、まだ観たことのない蒼井優作品を観てみよう、と考えて、『宮本から君へ』『ロマンスドール』と悩みつつ、そう言えばこれも観ていなかった、と行きついた作品。

長いお別れ

長いお別れ

  • 発売日: 2019/12/06
  • メディア: Prime Video
 

『宮本・・・』と『ロマンス・・・』は、上映時間と自分のスケジュールが合わなくて劇場に行けなかったのですが、この作品は、自分の情緒が安定していないと観れないというか。自分の父も、今は一応普通の生活を送っていますが、病気を抱えている身なので、ちょうど劇場公開された頃は、絶対重ね合わせてしまう、無理!という気持ちになってしまい、観に行けなかったという事情があります。今は大丈夫そうと思い、ようやく観ることができました。

山崎努さんの演じるお父さんが認知症になってしまうところから話は始まります。長女が竹内結子さんで、次女が蒼井優ちゃん。長女は米国在住なので、必然的に(?)蒼井優ちゃんの出番が多くなっていました。お父さんと心を通わせるシーン、よかったな。山崎努&蒼井優というのは、すごいタッグだな、と思いながら観ていました。

7年間、病状が進む様も含めて描いていて、普通であれば暗い感じになってしまいそうですが、あまりシリアスな部分は見せず、あくまでも家族の絆を中心に、コミカルに描かれていましたね。お父さんは昔ながらのお父さんという感じで、松原智恵子さん演じるお母さんも三歩後ろを歩くような女性なんですが、おおらかでユーモアもあって。ああ、やっぱり一家の雰囲気を作るのは母なんだな、と思ったりしました。

私の一番の感動ポイントは、オープニングで遊園地にいるお父さんが一瞬だけ映るんですが、劇中でなぜ遊園地にいたのか明かされたとき、いや、明かされる直前に「そういうことか」と分かった瞬間だったかもしれません。

蒼井優ちゃん、最近は夫婦やカップルを演じる作品が多いですが(観てない作品もあるけど、どれも普通じゃない感じが・・・)、こういう普通の家族を演じる姿もやっぱりいいですね。