sora fuku kaze

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問題発見力を鍛える|細谷功

『具体と抽象』の細谷功さん。と言っても『具体と抽象』はまだ読んでいなくて・・・。
「思考法や発想法の全体像を一つの応用場面から押さえてもらえば」というお墨付きのもと、読み始めました。

とても読みやすい本で、サクサク読めましたね。

「問題発見」と「問題解決」は思考回路が正反対ということで、自分は完全に「問題解決型」の人間だなと思って読んでいましたが。とは言え、問題解決型の人間は「まず信じる」というのは極端かなぁ。一応これでいいかな?と考えて、結局これまでの経験とか知識をふまえるとやっぱりこれでいいなと思うことが多い、という感じなのではないでしょうか。

最後は「具体と抽象」の話になって、どうしてこうなったんだっけ?と思いましたが、「『ギャップ』に問題発見のヒントあり」ということで、ギャップの見つけ方の話から、具体と抽象の話になっていました。

しかし、「無知の無知」のタイプは本当に接していて困りますよね。知識に限らず、自分に落ち度があることに気づいていなかったり・・・周囲がどんなに言っても、本人が自分で気づくことが一番近道なのだろうな、と思います。
ここでも「無知の無知」は「常識人」に多いとあったんですが、私のイメージしている「常識人」と違うんでしょうか。私のイメージしている「常識人」は、むやみやたらと人のせいにしたりせず、自分にできることはなかったか、と顧みるタイプなので、「無知の無知」タイプは少ないような気がしました。