湊かなえさんは、意外と読んだことがなくて。“意外と”なので3作品目ですが。
決して苦手というわけではなく、むしろデビュー作の「告白」は衝撃的に面白い作品だと思ったくらいで。なので、逆にその後の作品を手に取るに至っていなかった部分もあったのかなと思います。
というか、映像化作品は結構見ていて。この作品も、ドラマWで見ていたんですが、正直、事件の概要と、被害者の母から「償い」を求められたというところしか覚えておらず・・・。
そして、読み始めても、かろうじて1話目は、蒼井優ちゃんが演じていたなぁということで少し思い出したんですが、さて、夫役は誰だったかな?と。
本当に、見事に忘れるものなんですね。我ながらびっくりです・・・。
ただ、あとがきで黒沢清監督のインタビュー読んだら思い出しましたよ。
あぁ、夫役は森山未來だった。小池栄子は少しボンヤリしているんだけど・・・安藤サクラはハッキリと。あれはあれで1話完結だったので、何か違う映画の1作品と勘違いしていたようです。そして池脇千鶴も。原作を読むと、あの演技は完璧ですね。
これまで読んだ「告白」「往復書簡」「贖罪」・・・すべて独白形式なのが気になるところですが、もう少し他の作品も読んでみたいと思います。