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マスカレード・ナイト|東野圭吾

あれ?もしかして『マスカレード・イブ』の感想書いてないの? 

マスカレード・ナイト (集英社文庫)

マスカレード・ナイト (集英社文庫)

  • 作者:東野 圭吾
  • 発売日: 2020/09/18
  • メディア: 文庫
 

『マスカレード・ホテル』の記事は見つけましたが、まだブログを始めて様子見していた頃なので、驚くほどに内容に触れていない。いやまぁ、何でもいいから思ったことを書こう、くらいのコンセプトで始めているので、間違いではないんだけど(笑)。

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ということで、『マスカレード・ナイト』の文庫版が出版されたのは昨年9月ですが、この前に『マスカレード・ホテル』『マスカレード・イブ』があり、マスカレード3部作とも呼ばれているようです。ミステリー小説で、いずれの作品にも、捜査一課の刑事・新田浩介と、ホテルコルテシア東京に勤務する山岸尚美が登場します。

『マスカレード・ホテル』の感想でも書いていた木村拓哉さんが新田で、長澤まさみさんが山岸を演じたんですね。もう映画が公開されたのは2年前になるのか・・・結局まだ観てないなぁ(!)。

さて、このまま続けると『マスカレード・ホテル』の話になりそうなので、今回の『マスカレード・ナイト』の話を。まぁミステリーなので、すいすい読めてしまうんですよね。しかも、一瞬、この人怪しいんじゃない?と思わせるエサもたくさん巻かれていたような気がしました。一度誰かが怪しいと思うと、みんな怪しく見えてきますが、それがミステリー小説の醍醐味というものでしょう。

マスカレードシリーズは、舞台がホテルというのも面白い。いつもは利用者の側なので、舞台裏が知れるという感じがよいです。「こんなにクセの強いお客さんいるの?」と思わなくもないですが、やっぱりいろいろなお客さんがいるんだろうなと。そして、最後には、いつもありがたいなぁという気持ちにさせられます(笑)。

個人的には、この2年、木村拓哉さん、長澤まさみさんを目にすることが多かったと思うんですが、少しずつ新田・尚美からは離れていっているような気がしていて、『ナイト』ではあまり二人のことは思い浮かびませんでした。そういう意味でも『ホテル』の映画は早めに観ておいた方がよいのかもしれません。