一気に読んでしまいました。
巻末の解説を読むと、この小説、週刊誌の連載だったので「あとで単行本を買えばよい」とならないよう、毎週読んでもらえるストーリーにしようと考えていたのだとか。それでそのとおり書いてしまいますか、恐るべし・・・。
ということで、いつもの湊かなえさんのミステリーとは若干違っていて。
でも、やっぱり湊かなえさんというところもあって・・・「この後どうなるんだろう?」と思いながら、「そうだ、これは湊かなえだった」「ということは・・・?」と我に返ったりしながら読んでいました。
私はあらすじすら読まずに読み進めていったんですが、結構ある程度のところまでストーリー出ているんですね。
子どもの頃、姉が失踪して、2年後に帰ってくるんですが、どうも知っている姉とは別人のようだ、という話。でも、この姉が失踪するまでの展開も気になってしょうがない。いやまぁ、私は失踪すると知らずに読んでいったわけですが(笑)。
解説には、湊さんのこの「技巧」に注目するなら『リバース』もおすすめと書いてあったので、次はそれにしようかなぁ・・・。