さて、オンラインストアの書籍も、欠品が目立ち始めてきましたね。
ということで、『有頂天家族』の続編です。
なんでしょう。よく“続編”というと、登場人物を同じくして、また新たな話がスタートする小説も多い気がする中、これは本当に“続編”でしたね。さすが、三部作とされているだけのことはあります。
というか、もしかして三部作、まだ完結していないのですか??
前作の感想でも書きましたが、私の中で弁天は完全に二階堂ふみですね。
どうしてだろう、と思って、二階堂ふみの過去の出演作品リストを見返してみたんですが・・・。おそらく『ジヌよさらば』の印象が強いのでは、と。あの映画でも、親しげに声を掛けてくる悪い人の役でした。
最後の第七章の「このままハッピーエンドで終わりそうに見せかけて終わりませんよ」という感じが、何ともたまりませんでしたね。誰かが狸鍋(注:主人公は狸)になるくらいの覚悟をして、ドキドキしながらページをめくっていました。
三作目はまだのようですが、森見登美彦に少しハマってきたので、他の作品も読んでみたいと思います。