いやぁ、面白かったですね。これぞ、森見登美彦というべきか。
まぁ、主人公が狸という設定からハチャメチャな感じではあるのですが、そこに天狗やら、強烈なキャラの弁天やら、謎の金曜倶楽部などが入り乱れて、見たこともない世界が展開されていきます。
主人公の家族に思いを馳せながら、でもまぁ狸なんだよな、と思ったり。
個人的には、狸が「毛玉」呼ばわりされているのが、妙に気に入りましたが。
どうしても、私の中では弁天が二階堂ふみになってしまって。何かの役がオーバーラップしていると思うのですが。
一方で、弁天は、ちょっと『ペンギン・ハイウェイ』のお姉さんともキャラが重なっている感じもしましたね。
続編もあるようなので、読んでみたいなと思います。