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そして、バトンは渡された|瀬尾まいこ

小説は文庫が発売されるまで待つタイプですが・・・2019年本屋大賞のこちら。 

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された

【2019年本屋大賞 大賞】そして、バトンは渡された

 

もちろん(?)この本も文庫になってから読もうと思っていたんです。

ただ、昨年訪れた温泉の「図書館」にこの本がありまして。続きが気になったのと、文庫化されるまでここまでの話覚えていないでしょう、と思い、単行本を手にとることにしました。
ちなみにその温泉にはテレビがなく、それもあって図書館があったようです。本好きにはたまらない環境ですね。

瀬尾まいこさんは『卵の緒』を読んだことがあって、また「血(血縁)」のお話!?と思いましたが、この本は結構明るいイメージ。結構前なので、『卵の緒』も実はよく覚えてないですが。あと、『温室デイズ』も読んだはずだけど、これまたさっぱり・・・。

タイトルの「バトン」は、表紙も見ながら、複数の父母の間で繋がれてることかと思いつつ、でも、子が親を取っ替え引っ替えされるのは「繋ぐ」と言えるのだろうか、とも思ったのですが、最後にすっきりしました。演出方法(?)もニクいな、と。

本屋大賞なので、きっと映像化されるんでしょうね、というか、読み進めるにつれて、私も演じるとしたら誰かなぁと気になっていました。どの親も、すっごく適役がいそうなんだけど、固有名詞が出て来ない・・・。

過去の作品うろ覚えのくせしてなんですが、最新作の『傑作はまだ』もちょっと気になってます。これも「血」のお話のようですね。