sora fuku kaze

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さざなみのよる|木皿泉

2016年、2017年のお正月にNHKで放送されていた『富士ファミリー』を描いた小説。

さざなみのよる

さざなみのよる

 

木皿泉は脚本家なので、まぁ驚きではないのですが、この小説がドラマの元ネタというわけではなく、ドラマからスタートしてこの小説があるようです。読み終えてから知りました。

木皿泉脚本と言えば、最近(?)では『野ブタをプロデュース。』。私はそれよりも前の『すいか』で好きになりました。木皿作品以外も含め、日常を描きつつ、人生の深さを伝える、というタイプの作品が好きなんだろうなと思います(笑)。
何だか『すいか』のイメージが強すぎて、登場する三姉妹の長女・鷹子が、途中まで頭の中では小林聡美さんになっていたくらい。(実際に演じたのは薬師丸ひろ子さん)

主人公で、冒頭で亡くなってしまう次女・ナスミを演じていたのは小泉今日子さん。ドラマでは、幽霊になって出てきていました。
ここに関しては、「ハマリ役過ぎて、読めば読むほど小泉今日子しか浮かんでこない」と思っていたのですが、まぁドラマスタートだから当たり前ですよね。。
とは言え、鷹子もそうですが、ナスミ以外の登場人物は、結構違うイメージの人が多かった気がします。

そう言えば、小泉今日子さんは、『すいか』にも出ていましたね。小林聡美さんの勤務する銀行の同僚で、横領が発覚して逃避行に出ている役・・・やはり、今回の幽霊といい、人から少し離れたところで生きて(?)いくタイプが多いようです。