sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

旅屋おかえり|原田マハ

 「旅屋」というのは、誰かの依頼で代わりに旅をする仕事。

原田マハさんの小説に出てくる女性って「強い」イメージがあったんですが、主人公は売れないタレント(元アイドル)という設定。そこからちょっと意外でした。ときどき独りでの「語り」が入るところは、他の作品にも通じるところがありましたが。

前半は「旅屋」を始まるきっかけになったエピソードが描かれ、後半で急展開という感じ。これも意外でしたね。もう少しいろいろなところに旅するところも見たかったかな~。ということで、前半は秋田、後半は愛媛への旅が描かれています。

エキナカ書店大賞第1位」と帯には書いてあって、それは納得、と思いつつ、いろいろな大賞があるんだな・・・としみじみとしてしまいました。調べてみたら、当初は店員の選ぶ本だったんですが、途中からエントリー作品のうち、売り上げが高かった本に与えられる賞に変わったみたい。

そんな感じでふむふむしていたら、あれ?「ドラマ化」という文字
・・・安藤サクラ!?

どうやら、来年の1月にBSプレミアムでドラマ化されるようです。「ドラマ化」はイメージあったけど、安藤サクラさんと来ましたか、という感じ。いや、何だか強そうだし(笑)。
先日の『異邦人』に続き、原田マハさんは映像化が続きますね~。