sora fuku kaze

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万引き家族|映画

平成のうちに観たかったですが・・・
令和1本目の映画になりました。

是枝作品はこれまでも何本か観ていて。
「誰も知らない」「歩いても歩いても」「空気人形」「そして父になる」「海街diary」・・・古いところだと「ワンダフルライフ」も観たな。

何となく世界観は分かっているつもりだったので、「きっと何かあるに違いない」と警戒しながら観ていました。
「歩いても歩いても」なんて、最後ゾクゾクとしましたしね。

で、しばらく観ていたんですが、「ん?人間関係がよく分からないぞ」

なるほど、どうやら人間関係=ネタバレになるくらい、ストーリーの鍵を握ってるらしい。
ということで、スマホを見たいのを我慢して、人間関係に注目しながら鑑賞。

・・・やっぱり是枝作品だな、というのが率直な感想。そのときは自然に流れていったものの、あとから考えさせられるシーンが多いなと。
そして、なぜあの事件をモデルにしたと是枝監督が言っていたのかも納得。どうして「万引き」の事件じゃないんだろうと思ってましたから。

安藤サクラはさすがですね。こういう人が実在するかと思わせる憑依っぷり。
あと、樹木希林さんの存在感。警戒していたからかもしれませんが、何とも言えない不気味さもありました。

子役の二人も気になりましたね。女の子はAmazonがちらついたりして・・・。
高良健吾池脇千鶴の固~い感じも地味によかったなぁ。