映画化もされていました、有川作品。
「阪急電車」にも出てくるんですよね、野草を食べる女の子。なので、最初この本を見たときは「ついにそのテーマで書いてしまったか!」と思ったものでした。
しかし、手に取る前に映画化されてしまい、う~ん、映画観るかなぁ、どうかなぁと思っている間に読まないままに。
いや〜正直、有川ワールドとは言え、読み始めたとき、この話大丈夫かな?と思ってしまいました。
まず、イケメンであっても知らない男の人を家に上げちゃダメでしょう(笑)。そして、そのあとの煮え切らない関係。しかも、同居人として仲良くなって・・・という話かと思いきや、女の子の方はかなり意識してるじゃないですか。挙げ句の果てに(?)男の方はとてもいいヤツと来た。道端に落ちていた子がこんなにいいヤツでいいのか??
と、まぁ、いろいろ思ってしまったわけですが、あとがきを読んで妙に納得しました。「女の子が落ちてくる物語はある(ラピュタ)のだから、男の子が落ちてたっていいじゃないか」・・・なるほど。
映画も観てはいませんが、落ちていた男の子が岩ちゃんこと岩田剛典さんというのは、後半の展開を見てもイメージはピッタリなのではないでしょうか。
本当に、ここまでだったかなぁと思うくらい、有川作品らしいキュンキュンとしたラブコメでした。最近はその色が薄くなってるのかな?また、少し前の作品も読んでみたいと思います。