sora fuku kaze

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倒れるときは前のめり|有川ひろ

有川浩、改め有川ひろさんのエッセー。

有川浩さんの作品は・・・と書き出そうとして、この話、前も書いたかなと思い、ブログを見返してみたんですが、あれ?もしかして有川作品の感想書いたことない??

倒れるときは前のめり (角川文庫)

倒れるときは前のめり (角川文庫)

  • 作者:有川 ひろ
  • 発売日: 2019/09/21
  • メディア: 文庫
 

ということで、改めて。

エッセーというのは、やはり最初はこの人どういう人なんだろう、から始まります。読み進めるうちに、同じ一人の人間なので、同じようなことを言っていたりして、あぁこの人はこういう人なんだと理解できるようになり、次はどんな話なんだろうと、どんどん読むスピードが上がっていく感じです。

私が有川さんに出会ったのは、デビュー作『塩の街』。この後の2作品とあわせ、「自衛隊三部作」と呼ばれる作品。そして、続いては「図書館戦争」シリーズ。どちらも戦闘&恋愛が登場するシリーズで、私は読みながら「絶対に自衛隊マニアでしょ、この人」と思っていました。

このエッセーを読んで分かったのは、自衛隊について話を書くにあたり、有川さんは入念な取材をしているということ。
あぁ、自衛隊のこと、書く前からよく知っていたわけじゃないのね~・・・と思ったのも束の間。好きな映画は「平成ガメラシリーズ」・・・そういうことか!!

有川作品は数多く映像化されていますが、それらの映像化もいろいろな考えがあってのものだということが知れて、やっぱり作家さんのエッセーというのも(文章書くのがうまいというのもあって)なかなかよいものだなと思います。

観光地のトイレの話はとても共感しました。そして、映画『阪急電車』と映画『トイレット』は、観たことあるけど、また観たくなりました。映画『ライフ・イズ・ビューティフル』もいいですよね。