私の読んでいる本の中では、結構新しめですね。
内容は、タイトルから想像したのと違ったかな。というか、何となく、人を惹きつけようとしたタイトルに思えて、ひねくれ者の私は、警戒しながら読み始めました。
最初は、業務効率化の本、例えば小室淑恵さん(ワーク・ライフバランス社)の出しているような本をイメージしていたのですが、著者は人事関係のコンサルティングをされている方なのですね。
日本の人事制度の歴史や構造的な問題の話が多く取り上げられていて、勉強になることが多かったです。「働き方改革」もどこまで進んでいるのか分かりませんが、こういった背景・構造を理解してそこにもメスを入れていかないと、長時間労働などの根本的な解決にはつながらないのでしょう。
コロナの影響で、緊急事態宣言前からも、無駄な大人数の打合せが縮小されたり、テレビ会議や在宅勤務が増えたりして、「なんだ、やればできるじゃん」と思うことが増えてきていますが、本当のゴールはもっと先なのかもしれません。