sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

BAR追分|伊吹有喜

最近、コロナとダイエットで外食に飢えているのか、食べ物についての本がとても魅力的に思えるようになってきました。

ということで、BARを舞台にした小説。このBARというのが、夜はバーで、昼はバール(バル?)という意味なのだそうです。

伊吹有喜さんの小説は初めて読みましたけど、映画化された『四十九日のレシピ』は観たことがあったので、すごく「食」のイメージはあって。あれもおいしそうだったんですよね~。

この小説は先述のとおり、BARが舞台。あまりバーというものには行かない、かつビール・日本酒派なので、夜パートはさらっと流れたところがありましたが、お昼が魅力的。とりあえずカレーが食べたくなりましたね。

BAR追分を舞台にした短編集という感じなのですが、ストーリー的には最後の「ボンボンショコラの唄」がよかったですかねぇ。次は2つ目の「父の手土産」。ちなみにカレーが出てくるのは3つ目・・・ってほとんど全部じゃん。
というか、1つ目は、2つ目以降も継続して出てくる登場人物の話なので、全部ですね(笑)。

シリーズものになっているので、ぜひ続編も読んでみたいと思います。『四十九日のレシピ』の原作も読みたいですね。