sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

すき焼きを浅草で|平松洋子

平松洋子さんの食べ物エッセイ。どうやら読んだのは3冊目のようです。

銀座久兵衛の格落ちの話が書いてあったので、割と最近なんだな、と思ったら、2020年に発売されたよう。久兵衛の判決、最近やってなかったっけ?と思ったら、今年の2月に上告を退けられて、ここで敗訴が確定していたんですね。

・・・と少し話が脱線しましたが、エッセイはいつもと変わらず、食べ物の美味しさを魅力的に伝えてくれる内容になっていました。テーマが幅広いというか、お店や食べ物ベースではなく、エピソードベースで書かれている感じで、話の展開が多様だった気がします。ということで、エピソード(?)として久兵衛が取り上げられていた次第です。

読んでいて気になったのは、まず「モンゴルでギャンブル」。ダルバガンというモンゴルの大ネズミが美味しかったという話なんですが、ダルバガンはペストを媒介するんですね。あとから注意されたという。大絶賛した後でまさかの真実でした。

あと、「ハラミと『焼肉ドラゴン』」。確かに以前はハラミなんて食べなかったと思うんですが、最近はよく食べるようになりましたね〜。焼肉に行くと毎回頼んでいる気がします。