sora fuku kaze

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好きだ、|映画

家の掃除をしながら、「本とかDVDとか売っちゃおうかな」と思っていたときに出てきたDVD。 Blu-rayを買ってから観てなかったかも?という感じで、見納めくらいの気持ちで見始めました。 

好きだ、 [Blu-ray]

好きだ、 [Blu-ray]

 

まず思い浮かんだイメージは、「間が多い映画」。そして、「映像が暗い映画」。ゆったりと時間の流れる世界が好きで買ったはずなのに・・・。

そして、始まる映画・・・宮﨑あおい、瑛太若い!以前、蒼井優ちゃんがアニメの声を担当したとき「アニメは声の出演なので、時の流れを感じさせない。」みたいなことを言っていたんですが、まさに時を感じさせる展開ではないですか。

・・・と、見納めの気持ちで始まった映画鑑賞だったためか、マイナスからのスタートでした。

しかし、50インチを超える最近の大画面テレビで観ると、田舎の少し暗いイメージのあった空が、とてもきれいな空色をしているじゃないですか。
そして「間」も、登場人物の表情を見ていると、今こんな感情なんだろうか、といろいろな想像が広がっていきました。あと、その後の展開を知っているというのも大きかったかもしれませんね、待たされないので。

17年後を描いた後半。ここが本当に「暗い」ところ。時間帯がほとんど夜ですからね。ただ、この暗さも、前半の空と、とてもいい対比になっているなぁと。
後半は西島秀俊永作博美・・・ここもまた若い!という感じなんですが、不思議とこの2人に感情移入できて・・・と思ったけれど、何も不思議ではない。だって、2005年は17歳の2人に近かった自分は、今や34歳の2人の方が年齢が近くなっているんですから。

昔観たときは、17歳の2人になぜ?と思っていたはず。だけど、いつの間にか、エンドロールの34歳の2人にぐっとくる、そんな年齢になってしまったようです。
初めて観たとき、この土手(確かロケ地は秋田だったはず)に行ってみたいと思っていたんですが。まだこの景色が残っているなら、ぜひ行ってみたいです。

ちなみに、見終えたDVDは、もう一度棚にしまうことにしました。