角田光代さんを知ったのは小説を読んで。
まぁ当然ですが。『八日目の蝉』だったかな?
でも、今は同じくらいエッセイも読むかもしれません。
エッセイなので、自分のしたことのない経験の話を読んで体験したつもりになったり。角田さんの場合は旅行物が多いですね。
あと、自分になかった発想に触れて「なるほど」と思う一方で、普段話題にもしないようなことについて自分と同じことを考えていることを知って共感したり。
で、不思議と読み進めていくうちに、新しい知り合いができたような気分になったりするんですよね。しかも、時間を置いたり、違うテーマだったりするとリセットされてして、また同じように親しくなっていく過程を歩んだりして。
とりあえずこの本を読むと、料理がしたくなりますね。
あと、身近な食べ物について話題にしたくなる。
私は、かつての角田さんと同じように「湯豆腐」「冷や奴」には懐疑的なんですが、角田さんはそこを克服したみたい。同じ考えの人は他にいないのか、考えを聞いてみたいなとか思いました。