辻村深月さんを初めて読みました。
- 作者: 辻村深月
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2018/04/13
- メディア: 文庫
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短編集で、最初の兄弟もの2編を読んだ時点では「ふ~む」という感じだったんですが。
続いては親子が登場。しかも、母親視点の次は、父親視点ですか・・・
と、いろんな視点から物語を書けるということに感心し出して。
そして、最後に思ったのは「やっぱり家族は取り替えできないんだな」ということ。
家族だからいいこともあるだろうけど、家族だから離れられなくていやなこともある。でも、どんなにいやでも、家族を取り替えることはできない。
ということを、しみじみと感じました。
私も、仲が悪いというわけではないけれど、早く家は出たかったしなぁ。今でも、実家に帰ると窮屈に閉じ込められる感じがするとこがありますからね。
この短編の家族ほど極端でなくても、誰しもが少なからず共感できる部分はあるんじゃないかな~。