sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

しあわせのねだん|角田光代

どんなテーマなのかあまり意識せず手に取りました。

角田さんが、「何にいくら使った」ことをテーマに書いているエッセー。
と思うと、タイトルも納得です。

しあわせのねだん (新潮文庫)

しあわせのねだん (新潮文庫)

 

他人のお金の使い方って、あまり知らないのでそこは結構興味深い。

そして、20代の頃に使ったお金が30代に影響を与えるというのは、本当にそうだなぁと。どんなことにお金を使うのかって、人生と深く関わってくると思います。

このエッセーが書かれたのは結構前ですが、特に最近は、日々の生活以外の嗜好品とか、体験とかにお金を使うことが増えてきましたからね。
飲み会に行くでもそうだし、旅行とかテーマパークとか。ホント、居酒屋とか観光地とか、どんどん人が増えている気がします。(やや脱線)

 

一番印象に残ったのは「記憶 9800円×2」でしょうか。

この話を読んで、また角田さんのエッセーが読みたいなと思いました。
言葉の使い方が好みなのか、テンポにうまく巻き込まれていくのか・・・何とも言えない魅力があります。