『嫌われる勇気』の岸見一郎さんですが、著書は初めて読みました。
読んで思ったのは、文章の書き方が独特というか、本当に相手に話しかけるように書かれた本だなということ。
「この話は先ほどもしましたが」と言う本はあまりない気がします。読みながら、あぁさっきもこの話してたな、と読者が勝手に思う感じ。
話の展開の仕方も二転、三転、そして四転するかと思いきや、当初のところに着地、みたいな。まぁ、これはこれで面白いかな。
うまい表現が見当たらないのですが、自分と程遠いわけでもなく、何か書いてあることを否定するわけでもなく、いろいろな人の考えを知る、それも読書の醍醐味だよなと感じさせてくれる本だったと私は思いました。
ちょっと「哲学」に触れてみたいなとも思いましたね。