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「頭がいい」の正体は読解力|樋口裕一

「読解力」―最近話題のキーワードと言ってよいかもしれません。
やはりネット社会の影響なんでしょうか。著者も自分は読解力は自然に身についたと書いていますし、意識しないと身につけられない時代になっているようです。

「頭がいい」の正体は読解力 (幻冬舎新書)

「頭がいい」の正体は読解力 (幻冬舎新書)

  • 作者:樋口 裕一
  • 発売日: 2019/11/28
  • メディア: 新書
 

この本は、各章の終わりに「問題」を取り入れていて。さながら国語か小論文か、という感じ。
自分自身を振り返ると、国語は感覚だったなぁ。すごく苦手というわけでもないけど、自分の感覚と違うということか、答えが予想外だったということも結構ありました(笑)。
問題提起→意見提示→展開→結論という小論文の型は、私も習いましたね。著書で書かれているということは、この樋口さんが考案した型だったということでしょうか。

まぁ、ブログだからいいんですが、この本に照らすと、このブログはぐちゃぐちゃですね(笑)。
でも、「リアリティを作り出すテクニック」は日常について文章を書くときでも使えそうな気がします。というか、作家さんのエッセイが面白いのは、このテクニックによるところなんだろうなと思いました。

しかし、ネット社会、そしてスピードの時代、短文はきっとさらに増えていくでしょう。テレワークでもチャット形式のコミュニケーションツールが好まれていると思いますし。
そういう意味では、「本」というのはとても貴重な媒体なのかもしれません。