sora fuku kaze

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なめらかなお金がめぐる社会。|家入一真

夏くらいだったでしょうか。山手線で「CAMPFIRE」の広告貸切列車に乗りまして。のんさん(能年さん)の映像広告が繰り返し流れていました。 

そのCAMPFIREの代表者がこの本の著者である家入一真さんだそうです。正直、CAMPFIREがどんな会社なのか、家入さんがどんな方なのかは全然知らなかった。クラウドファンディングの会社なんですね。

「なめらかなお金」というのは、お金の動きをなめらかにして、誰でも使えるように、ということなんでしょうか。で、サブタイトル(むしろタイトルの一部?)にあるように「大きな経済圏」ではなく「小さな経済圏」で生きていく、ということについて語られています。

感覚としてはすごく分かるんですよね。
いろいろな生き方ができるようになっていて、そういうことも仕事にできちゃうんだ!と思うくらい、好きなことを仕事にしている人も目にするようになってきたし。そして、いろいろな人の生き方を見る中で、人間何とか生きていけるもんだという実感もあるし。

ただ・・・。じゃあ自分がそういう生き方をできるのか、本当に望んでいるのか、とか考えるとなかなか難しい。好きなことが見つからなくて今の仕事をしているようなものだし、都会は人がいっぱいで暮らしにくいなぁと思いつつ、田舎に行くとなんかさみしそうだなぁと思ってしまうところもあるし。

さみしいかな、行動を起こす以前に、「こうしたい」という自分の考えがまとまっていないのが現実なのかなと思います。小さいことだと、やりたいことはいろいろあるんですけどね。。