sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

黄色い家|川上未映子

こちらはですね、気になりすぎて文庫本が待てませんでした。基本的に小説は文庫本になるまで待つタイプなんですけどね。

ということで、楽天Koboで購入しました。基本的に単行本は買わなくて、気に入ったものだけ紙の本で買うタイプです。まぁ小説は文庫本で買うんですが・・・。

帯にも書いてあるとおり、テーマは「お金」。主人公がどんどん「お金」に巻き込まれていく様が描かれています。タイトルの「黄色い」も風水の金運アップから来ている「黄色」です。

これがネタバレになるかは分かりませんが、個人的には主人公は被害者のイメージで読み始めたんですが、気がつけば中心人物のようになっていて、自覚のないまま飲み込まれる様子に、「お金」の怖さを感じましたね。

そして、この生活、いつまで続くんだろうと思ったところで急展開。最後は一気に読み進めた感じでしょうか。特に「黄色い家」(実際に登場する)のインパクトは相当なものだろう、と思うと、映像化したものも見てみたい気持ちにさせられました。