「具体と抽象」系の本は今まで読んできて、割とスラスラ読めたと思うのですが、これは考えさせられる部分が多かったというか、何度も立ち止まりながら読みました。さらっと読み流せるものではなかったですね。
印象的だったのは、
「数字のことしか語れない」というのは思考停止の典型的な症状
という部分。
私自身は本能的に数字だけだと「ホント?」と思ってしまうタイプではあるのですが、数字で語るのが重要なのは「誰にも納得性がある」から、言い換えると「誰にでも理解できる」ということは思考が止まっている人でも理解できるということ
なのだそうです。
やはり数字だけに騙されることのないように気をつけなければ・・・と思ったのでした。