sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

焼き餃子と名画座:わたしの東京 味歩き|平松洋子

いやもう、食べ物好きの真骨頂かもしれません。

平松洋子さん、初めて読みましたが、食に関するエッセイを多く書いているエッセイストさんです。 

内容は、平松さんが訪れた都内のお店について書いているもの。

さすが、私はなかなか行かないような、都心の老舗のようなお店もちらほら。何だか老舗って敷居高くないですか?まぁ店にもよりますが。ただ、食べ物の描写を見ると何だかどこのお店も気になってくるから不思議です。

あと、都心散歩。お店に行くまでの道中も詳しく描いてあるので、自分も街を歩いているような、実際に歩いてみたくなるような、そんな気持ちにさせられましたね。

唯一よく分かったのは、自分の生活圏、吉祥寺のお店でしょうか。しかし最近(コロナ前)はどこもかしこも混んでいて、入るのは一苦労な印象があります。
「いせや」とか、行ってみたいと思いつつ、なかなか行けない。立地的に混んでいる様子がよく見えるというのもよくないのかもしれませんね。行くぞ、と決めたら行くしかないのですが、まだ行くと決めることができていない感じです。

そして、最近気になっている吉祥寺のお店は「くぐつ草」。なぜか最近、よくお店の前を通るのですが、逆に外観を見すぎているせいか、勢いで行けなくなっている感じがします。カレー好きだから行ってみたい~

ちなみにこの本で興味深かったのは「春隣の日々」。まぁ日記みたいなものですね。何をしていたか、どこに仕事に行ったのか、何を食べたか、どこのお店に行ったか。他人の生活を(無難な範囲で)覗いている感じで面白かったです。平松さんのエッセイはまだまだたくさんあるので、食べ物に飢えたら、読んでみようと思います。