キャッチー(?)なタイトルに惹かれて手に取ったけど、開けたら結構固めの文章だった・・・。
ということで、伝記か歴史小説かを読む気持ちで読み進めることにしました。
まぁ、医学的な話もあるので固めな感じでしたが、内容はテーマの割にあまりシリアスすぎることもなく。結構、面白く読むことができました。もしかしたら、読んでいるこちらも「どこかで精神を病むんだな」と分かっていたからかもしれませんが。
一方で展開がワンパターンすぎず、出生から始まるものもあれば、生きた時代の背景から説明から始まるものもあり、と飽きない感じだったのもよかったと思います。
夏目漱石とか、太宰治とかは概ねその生涯を知っているのでふむふむそんなことがあったのかくらいでしたが、初めて知るような文豪も。
驚きだったのは島田清志郎でしょうか。そんなに傲慢な人物だったのか!と。あと、宮沢賢治。生涯に触れるのは、子どもの頃に伝記を読んで以来では?なので、だいぶ印象が変わったなという感じでした。
最近、こういうノンフィクション的なものは現代もの(経営者の自伝的なやつ)が多かったので、たまには歴史に触れてみるのもいいなと思いました。