いやぁ、2回目読んじゃいましたよ。
ということで、先日映画で観た『そして、バトンは渡された』をもう一度読んでしまいました。まぁ「・・・しまいました」というのも変なのですが。
もう一度読むと、映画化にあたっていろいろ変更された点があるな、と。120分に収めないといけないので、まぁ仕方ないところなんでしょう。
主なところを書いてみると、
- 小説では、優子と仲の良かったクラスメイトとの関係がぎくしゃくするが、映画では最初からクラスメイトとうまく行っていない。
- 小説では、優子の高校時代の交際が描かれているが、映画では描かれていない。
- 映画では、森宮さんは結婚式の日まで優子の存在を知らなかったことになっているが、小説ではよく知ったうえで結婚している。
- 映画では、優子はピアノは得意ではないように描かれているが、小説ではそこまでのようには読めない。(これは私の読解力の問題か?)
- 映画では、森宮さんの影響で料理の道に進んだように描かれているが、小説ではそこまでのようには読めない。(これも私の読解力の問題か?)
ちなみに、優子が主人公(演:永野芽郁)で、森宮さんが義理の父(演:田中圭)です。
あと、ピアノを弾くのも小説は合唱祭だけど映画では卒業式だったり、昔送っていた手紙が出てきたり出てこなかったり、実のお父さんに会うくだりも違ったり・・・いやぁ、直近で観たばかりだと、違うところによく気づいてしまいます。
ただ、これは原作を覚えていると気づく違いなんですよね。ということで、原作をほどよく忘れ、映画は映画で楽しんだというのは事実です。いくつかは観ながら「あれ?そうだっけ?」とは思いましたが、映画という大きい枠で見たときには小さな違いなんでしょう。
ということで、ほどよく忘れた状態で、今度は先日観なかった『総理の夫』を観てみようかなと思っています。