sora fuku kaze

読んだ本やホークスの話、その他日々の出来事について

読書

ロストケア|葉真中顕

2月に行ってきた調布シネマフェスティバルで、前田哲監督の次回作として紹介されていた『ロストケア』。 sky29wind.hatenablog.com というか、シネマフェスティバルに行く前から、予告編を見て気になっていた『ロストケア』。・・・結局映画は行けずじまいで…

ベーシック・インカム入門|山森亮

常々感じていた「ベーシックインカムってピンと来ないよなぁ」という気持ち。 ということで、以前から読んでみたいとは思っていたのですが、ようやくベーシックインカム関係の本を読むことができました。 ベーシック・インカム入門 (光文社新書) 作者:山森亮…

年間40冊への道

さて、今年の目標として掲げた「読書40冊」。これが結構順調に来ています。 本日までの読書状況はこちら。 4か月で18冊・・・単純計算だと年間54冊読めてしまう。 成功したポイントとしては、「ストックを持っておく」と「複数読みをする」でしょうか。あと…

すき焼きを浅草で|平松洋子

平松洋子さんの食べ物エッセイ。どうやら読んだのは3冊目のようです。 すき焼きを浅草で (文春文庫) 作者:洋子, 平松 文藝春秋 Amazon 銀座久兵衛の格落ちの話が書いてあったので、割と最近なんだな、と思ったら、2020年に発売されたよう。久兵衛の判決、最…

ギフト|原田マハ

タイトルのとおり、いろんな「ギフト」を描いた短編集。 ギフト (ポプラ文庫 は 9-2) 作者:原田 マハ ポプラ社 Amazon コスモス畑の話はつながっているような感じもしましたが、基本的にはそれぞれ独立したストーリーでしたね。 仕事、家族、恋人、いろんな…

きつねのはなし|森見登美彦

本当に森見登美彦さんの本を読んでいると、よくこんな世界観を作り上げられるな、と感心してしまいます。 きつねのはなし(新潮文庫) 作者:森見 登美彦 新潮社 Amazon ということで、こちらも幻想的な世界の広がる短編集。舞台は京都で、登場人物も一般人と…

倒れるときは前のめり ふたたび|有川ひろ

以前書いた「倒れるときは前のめり」の第2弾。有川ひろさんのエッセー集です。 倒れるときは前のめり ふたたび (角川文庫) 作者:有川 ひろ KADOKAWA Amazon 本当に続編という感じでしょうか。地元高知の話や神戸の震災の話、子どものころ読んでいた本の話、…

シーソーモンスター|伊坂幸太郎

読み始めたところで、この本が「螺旋プロジェクト」というプロジェクトに参加している1冊だということを知りました。 ・・・よく分からないから、読み進めちゃえ! シーソーモンスター (中公文庫) 作者:伊坂幸太郎 中央公論新社 Amazon ということで、読み終…

そして、バトンは渡された|瀬尾まいこ(2回目)

いやぁ、2回目読んじゃいましたよ。 ということで、先日映画で観た『そして、バトンは渡された』をもう一度読んでしまいました。まぁ「・・・しまいました」というのも変なのですが。 sky29wind.hatenablog.com もう一度読むと、映画化にあたっていろいろ変…

Audibleを無料体験しています

先日キャンペーンをやっていたので、AmazonのAudibleの無料体験に参加してみました。厳密に言うと、まだ参加している最中ですが。 思っていることは2つ。 ①聴くより読む方が全然速い。これをどう考えるかなんですよね。「何冊分も聴けました」という感想を目…

テーマ読みをしてみる

よく齋藤孝さんが推奨されている「テーマ読み」にチャレンジしています。同じ筆者や同じテーマの本を一度にたくさん読むと、その筆者だったりそのテーマのことがよく分かる、というもの。 ということで読んだのはこちら。 デフレの正体 経済は「人口の波」で…

きょうのできごと:増補新版|柴崎友香

昔、映画で観た『きょうのできごと』の原作。 ちなみに映画は結構気に入っていて、少なくとも2回は観ています。2~3回観ているという記憶。大学生たちの何気ない1日を描いた、逆に描いただけの小説です。 きょうのできごと: 増補新版 (河出文庫) 作者:柴崎友…

データ管理は私たちを幸福にするか?~自己追跡(セルフトラッキング)の倫理学~|堀内進之介

何だかイマドキな感じがしたので、手に取ってみました。 テーマはタイトルのとおり。データ管理は人間を幸福にするのか?について書いていますが、サブタイトルにもあるとおり、倫理的な観点から書いている本です。 データ管理は私たちを幸福にするか?~自…

ただいまの積読

先日書いたこちらの記事。 sky29wind.hatenablog.com 2つ目の「ストックを持っておく」を実践中ですよ、ということで。 次は何を読みましょうかね。 ちなみに今現在の2023年の読了数は、多少年跨ぎがあったこともあって「3冊」。今のところ順調ですね。

年間40冊読むためには

こちらの話。 sky29wind.hatenablog.com そもそも、40冊という目標が妥当なのかという話はありますが・・・いろいろ考えても最後40冊に行き着くんですよね。やっぱり週1冊は読みたいな、という気持ちはあって。試験とか何とかで読めない週があると考えると40…

2022年の読書記録

いや、もう本当に・・・ということで、今年の目標「読書40冊」は、またしても未達成に終わりそうです。 本日までの2022年の読書記録はこちら。 振り返ると、2018年が36冊、2019年が40冊で、2020年が32冊、2021年が35冊、そして2022年が32冊っておいおい。 敗…

大好きな町に用がある|角田光代

角田光代さんのエッセイ。もう何冊目でしょうか。 大好きな町に用がある (角川文庫) 作者:角田 光代 KADOKAWA Amazon タイトルのとおり、旅に関するエッセイ。私が初めて読んだ角田さんのエッセイというのが『いつも旅のなか』だったのですが、そこの続編的…

伝説の外資トップが説く 働き方の教科書|新将命

うちの役員が以前紹介していた本。 伝説の外資トップが説く 働き方の教科書 作者:新 将命 ダイヤモンド社 Amazon 「働き方」というとどうしても「働き方改革」のイメージが強くて、正直そっち系の本なのかと勘違いしていました。 ズバリ「働き方」、仕事の仕…

書店に行ってきた話

さて、先日書いていた「書店に行こう」の話です。 sky29wind.hatenablog.com 候補は最寄り駅の書店だったんですが、もう一つ、少し早く帰れたので、改札を出て新宿京王百貨店の丸善に行ってきました。 honto.jp いや〜、特徴が出るもんですね。 ということで…

10分あれば書店に行きなさい|齋藤孝

これもKindle Unlimitedで読みました。もう何度目かの齋藤孝さん。 10分あれば書店に行きなさい (メディアファクトリー新書) 作者:齋藤 孝 KADOKAWA Amazon 失礼ながら、内容はもう聞き飽きたような話です。最後の図書カードの話もどこかで聞いたような。文…

カラフル|森絵都

森絵都さんの小説。1998年の作品なんですね。文庫本(2007年刊行)のイメージで、まさか90年代だとは思っていませんでした。 カラフル (文春文庫) 作者:森 絵都 文藝春秋 Amazon 過ちを犯して死んでしまった主人公が、自殺した中学3年生の男の子の体に乗り移…

仕事は1冊のノートで10倍差がつく|鈴木進介

先日の齋藤孝さんの本に触発されて、たくさん読むぞ!と。これもまたKindle Unlimitedです。 仕事は1冊のノートで10倍差がつく 作者:鈴木 進介 明日香出版社 Amazon いろいろなノートの使い方が紹介されていますが、読んで「やってみようかな」と思ったのは…

ひさしぶりの海苔弁|平松洋子

意外と前回読んでから1年以上経っていた・・・平松洋子さんのエッセイです。 ひさしぶりの海苔弁 (文春文庫) 作者:洋子, 平松 文藝春秋 Amazon 前回の『焼き餃子と名画座』は「食べ歩き」がテーマという感じでしたが、今回は外食にこだわらないお話。 読みや…

本には読む順番がある|齋藤孝

Kindle Unlimitedで読みました。 正直、齋藤孝さんはたくさん読んでいるので、どこかで聞いた話だなというのも多々。ただ、何となく読みやすいので手に取ってしまいます。 本には読む順番がある 作者:齋藤孝 クロスメディア・パブリッシング(インプレス) A…

2回目のKindle Unlimited

10周年キャンペーンをしていたので、2回目のKindle Unlimitedを始めてみました。 sky29wind.hatenablog.com というのも、今回は試し読みしたい本があったから。 この辺り↓ 写真のことが全部わかる本 センス&知識ゼロからの写真のはじめかた、教えます。 (上…

四畳半タイムマシンブルース|森見登美彦

『四畳半神話大系』を読んで、すっかり読んだ気になっていた『四畳半タイムマシンブルース』。本当に、「未読」の本になっていて「あれ?読んでいなかった!?」という感じでした。 四畳半タイムマシンブルース【電子特典付き】 四畳半シリーズ (角川文庫) …

いとしいたべもの|森下典子

久しぶりに食べ物の話。森下典子さんのエッセイです。森下さんと言えば映画化された『日々是好日』のイメージが強いかもしれませんが。 いとしいたべもの 作者:森下典子 文藝春秋 Amazon こちら、株式会社カジワラのサイトでウェブ連載されていたエッセイと…

70代で死ぬ人、80代でも元気な人|和田秀樹

タイトルは、病気の方が見たら微妙、と思ってしまいました。まぁ健康な人(大病に罹っていない人)のことを言っています。 70代で死ぬ人、80代でも元気な人(マガジンハウス新書) (マガジンハウス新書 3) 作者:和田秀樹 マガジンハウス Amazon 和田秀樹さんは…

独立記念日|原田マハ

原田マハさんの短編集。 短編集も短編(!?)。1話1話が長すぎもせず短すぎもせず、すき間時間に読むのにちょうどよかった。 感想いきなりそれかい、という感じですが・・・短編にしては少し長いなぁとか、逆に「短っ」とかあるんですが、個人的にちょうど…

「超」整理法―情報検索と発想の新システムー|野口悠紀雄

精力的にブログを更新した8月(今年初めて10本)でしたが、実は読書の話を全く書いていませんでした。 ということで、8月に読了したこちら。 「超」整理法―情報検索と発想の新システム (中公新書) 作者:野口 悠紀雄 中央公論新社 Amazon 最近思っているのは…